仮設マニュアル VOL14
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鋼管 (単管足場)1.概  要 足場は、機能的に作業しやすく、安全でしかも経済的であることが必要な条件である。鋼管足場は、最初単管足場よりわく組足場へと移行してきたが、足場としての機能は両者とも同じ条件を備えていなければならない。 いかなる工事の場合にも本足場を組むことが望ましく、工事の規模、工期、用途によっては軽易な足場を使用することもある。足場を使用するに当たっては、建物の構造、種類、高さ、外壁の仕上げ材料、作業内容、材料の重さ、大きさおよび数量、登りさん橋の位置、材料の搬出入口および取揚口、防護だななどを十分考慮して、使用上安全で能率的なものでなければならない。また、足場にかかる荷重の状態、使用期間を考慮して構造上十分安全なものでなければならないが、実際に足場を構成する部材、部品の強度が低かったり、風雨にさらされてさびたり、取扱いの不良、管理の不行届などによって長い間に強度の低下をきたしたりして、足場として十分の強度を期待できないことになる。 現場での管理、倉庫での管理を十分にし、不良材を使用しないことが肝要であるが、部材、部品を購入する時にはJIS A8951(鋼管足場)に適合するもの、仮設工業会認定製品を選び購入することが現場での足場の強度低下を招くことなく事故防止の一助となる。もちろん、構成上の欠陥があれば良い材料、部品を使ってもだめである。特に、足場の強度に最も影響がある壁つなぎは足場の組み方、防護だな取付位置、開口部などの条件によって間隔を決めることが肝要である。2.荷重の限度 部材別の各強度は仮設工業会認定基準で定められているが、使用上の積載荷重は安衛則第571条により規定されている。許容荷重限度内で使用することをまず第一に厳守しなければならない。 布については、建地の間隔が1.8mの場合は、建地間の荷重は400kgを限度とする。 また、作業している床の層数が3層以上の場合は、建地1本当たりの許容支持の限度を700kgとしなければならない。建地間の荷重の400kgは原則として等分布荷重とし、集中荷重の場合は200㎏とすることが望ましい。単管足場の自重を記すと次のようになる。⒜足場パイプ(48.6φ×2.4mm)  2.73kg/m 図の場合の建地1本当たりの重量 高さ1m当たり 約9kg⒝足場板(木製)  24kg/㎡⒞作業時の荷重作業者(荷重を含む)  75㎏使用上の注意目  次ミレニューム枠組足場鋼管・クランプシート・ネット仮囲い・ゲート鉄骨足場ローリングタワー・作業台・脚立支保工・支保梁そ の 他クサビ足場参考資料関係法規索  引90

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