仮設マニュアル VOL16
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80 足場の基礎は、部材の自重および積載荷重(足場の高さが45mのときで1脚柱あたり1.6tである)がかかっても、沈下や移動をしないような措置を講ずる必要がある。(1)足場を建てる箇所を整地すること。(2)地面上では敷板、敷角を使用すること。(3 )建わく脚柱下端には、ジャッキ型ベース金具を使用し、1段目の建わくの高さをそろえるようにしなければならない。(4 )建わくがそれぞれ筋かい面と直角になるようにジャッキ型ベース金具を配置し、敷板などにくぎ付けすること。(5 )コンクリート上に直接ジャッキ型ベース金具を設置する場合は、直角二方向に根がらみを設けること。(6)一方向のみに敷板などを使用する場合には、敷板などに直角な方向に根がらみを設けること。よってロックする構造のものは、その都度行わないと回転出来なくなり、ロックが不可能となる。〔2〕建 わ く(1)建わくは1段建て増すごとに両側に交さ筋かいを入れる。(2 )脚柱ジョイントのロックは、建わくを取り付けたごとに必ず行うようにすること、特に回転式に〔3〕交さ筋かい 桁行き方向の建枠間の両側(前踏み後踏み両構面)には、交さ筋かいを設ける。〔4〕布わく・床付き布わく(1 )布わく(床付き布わく)は少なくとも2段ごと、簡易わくについては各段ごとに取り付けること。この場合布わくは、建わく幅と同幅に近いものを取り付けるか、床付き布わくのときは2枚敷き並べ、極力すき間がないものとする。わく組足場■組立て上の注意〔1〕基 礎

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