仮設マニュアル VOL16
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4・ft ………………………………(27)n ≦ Rt)n ≦ RsあるいはRt …………………(28)4・fs 一面剪断の場合2At)S ≦Rt, S= 2・fs 二面剪断の場合2 ≦ Rt …………………………(32)2 ≦ Rs or Rl ……………………(31)2+R32+R2図ー5          図ー6図ー4    一面剪断        二面剪断 仮設物における部材の接合法は、木材の釘・番線・ボルトなどによる接合から、パイプ類の金具による接合、鋼材のボルト接合や溶接接合など多種多様であるが、いずれにせよ接合部は、そこに存在している引張力・圧縮力・曲げモーメント・剪断力などの応力を、安全に伝えられるものでなければならない。 ところが、接合部は一般に応力の状態が複雑となり、応力集中や偏心による曲げ・ねじれ444を生じて、破壊しないまでも局部的変形を起こすなど、とかく弱点となりがちである。特に仮設物では、この点、材料上からも施工上からも問題が多いので、接合部の算定にあたっては、これらのことを考慮して、部材の算定以上に細心の注意をはらうことが望ましい。 以下、各種接合法の基本的な算定式および許容耐力などを掲げるが、詳しくは専門書を参考にされたい。ボルト接合(鋼構造)1.許容耐力(表ー10)●剪断ボルトの許容力一次式の小さいほうの値 Rs=πd2       (図ー4参照)    Rs=πd2       (図ー4参照) R1=d・t・fe   RS:ボルトの許容剪断力   Rl:接合材の許容側圧縮力   fS:ボルトの許容剪断応力度   fl:接合材の許容側圧縮応力度   d:ボルト軸の直径   t: 接合される両材片の板厚(または板厚の和)の小さいほうの値…………(26)●引張ボルトの許容力 Rt = πd2   Rt:ボルトの許容引張力   ft:ボルトの許容引張応力度2.仕口ボルトの算定●直接剪断力を受けるボルト群(図ー5) R1 = Q   n:ボルト本数     (引張力の場合 R = N●曲げモーメントを受ける剪断ボルト群(図ー6) R2= MS ≦ RsあるいはRt               ………………(29) S= Ipr·A    A:最外端ボルトの断面積   r:最外端ボルトの回転中心からの距離   Ip:ボルト群の断面極二次モーメント      (Σrt●曲げモーメントを受ける引張ボルト群(図ー7)8h2 R3= M30p …………………(30)   h:材の成   p:ボルトのピッチ●直接剪断力と曲げモーメントを受ける剪断ボルト群 R=R1●直接剪断力と曲げモーメントを受ける引張ボルト群 R=3R1280■接合部の算定仮設工事強度計算における定数(ボルト接合)

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