仮設マニュアル VOL16
272/334

〔主な組立上の注意事項〕⑴  標準わく足場を組立てる際、養生シート、又は養生わく、朝顔等の荷重による影響を考え、高さの制限又は壁つなぎ用金具の取付箇所を増やすことが必要である。⑵  単管足場における建地1本当りの許容支持限度を700㎏とする。建地間の積載荷重400㎏は原則として等分布荷重であるので、集中荷重とみなされる場合は200㎏とすることが望ましい。⑶  低層用わく足場は、組立の際建わくの一部に必ずはしごわくを用い、かつ、上層部には、手すり等を設ける。⑷  布板一側足場の建地パイプは、JISG3444(一般構造用炭素鋼鋼管)に規定する3種(STK51)で、外径48.6㎜、厚さ2.3㎜の鋼管とする。また、昇降用はしご、手すり等は必ず設ける。⑸  ブラケット一側足場は、布と筋かいを次の要領で必ず設け、さらに昇降用はしご、手すり等を取り付ける。   地上第一の布の高さは、2m以下とし、布の上下間隔は1.6~1.7mとする。筋かいは水平に対して、約45度に設ける。⑹  つりわく足場は、つりわくを取付けるためのボルト等は、所定のものを使用する。手すり材(上桟)は、鋼管経48.6㎜のものとする。種   類1)標準わく足場  (中高層用)2)単  管  足  場3)低層用わく足場4)布板一側足場5) ブラケット一側足場6)つりわく足場注 上表に示された値は、いずれも仮設工業会認定品の部材を用いて組立てられた足場に限るものである。主な用途ビル工事原則として45m以下ビル工事建地の最高部から測って31mより下の部分は単管を2本組とする。木造住宅5.4m以下壁つなぎの増加使用により9mまで可能木造住宅狭隘な場所9m以下斜材の補強により16.2mまで可能木造住宅15m以下鋏鋲作業足場の高さ1スパン当りの積載荷重1200巾 ―― 500㎏以下 900巾 ―― 370㎏以下 600巾 ―― 250㎏以下連続スパンのとき連続スパンでないとき建地1本当りは常に――片側     200㎏以下400㎏以下250㎏以下3層以内ごと、かつ、水平間隔5.4mごと150㎏以下垂直、水平とも3.6m以下垂直、水平とも3.6m以下100㎏以下150㎏以下100㎏以下壁つなぎ取付間隔垂直方向9m以下水平方向8m以下垂直方向 5m以下水平方向5.5m以下――270足場関係足場の主な使用条件各種足場の主な使用条件を次表に示す。

元のページ  ../index.html#272

このブックを見る