仮設マニュアル VOL16
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⒠ 機械足場 機械的な駆動装置を操作することによって、作業床が建物の外壁面に沿って上下する足場である。大規模の機械駆動式足場は、作業床の両側に堅固な塔を設置し、これをガイドとして作業者が駆動装置を操作しつつ、作業床を上下させるエレベータ型式のものである。〔図⒜〕。 次にゴンドラは前者と異なり、屋上から鋼製片持ばりを突出させ、これにワイヤロープで作業床をつり、歯止め装置付きの巻上機を作業者が操作して上下する一種のつり足場である。〔図⒝〕。なおゴンドラには、上部の片持ばりが水平に移動できる走行式のものもある。⒡ その他⑴ ブラケット足場 たとえば、単管一側足場の建地材に鋼製のブラケットを取り付け、これに足場板を敷き、手すりを設けたもの(これをブラケット一側足場という)。あるいは鋼管製の足場から小さな跳出し部を必要とするような箇所にも設けたり、建築の軀体に直接取り付けたりするものもある。⑵ 脚立足場・馬足場 天井高がそれほどでもない箇所の内装工事の施工に際して、たな足場の必要はないが、低い作業床が必要であるという場合に、脚立または馬を用いて、じかに足場板を敷いたり、大引・根太などを架け渡してその上に足場板を敷くなどするもので、かなり利用度の高いものである。268足場関係

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