仮設マニュアル VOL14
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仮設工事強度計算における定数(ボルト接合)■接合部の算定 仮設物における部材の接合法は、木材の釘・番線・ボルトなどによる接合から、パイプ類の金具による接合、鋼材のボルト接合や溶接接合など多種多様であるが、いずれにせよ接合部は、そこに存在している引張力・圧縮力・曲げモーメント・剪断力などの応力を、安全に伝えられるものでなければならない。 ところが、接合部は一般に応力の状態が複雑となり、応力集中や偏心による曲げ・ねじれ444を生じて、破壊しないまでも局部的変形を起こすなど、とかく弱点となりがちである。特に仮設物では、この点、材料上からも施工上からも問題が多いので、接合部の算定にあたっては、これらのことを考慮して、部材の算定以上に細心の注意をはらうことが望ましい。 以下、各種接合法の基本的な算定式および許容耐力などを掲げるが、詳しくは専門書を参考にされたい。ボルト接合(鋼構造)1.許容耐力(表ー10)●剪断ボルトの許容力一次式の小さいほうの値 Rs=πd24・fs 一面剪断の場合       (図ー4参照)   …………(26) Rs=πd22・fs 二面剪断の場合       (図ー4参照) R1=d・t・fe   RS:ボルトの許容剪断力   Rl:接合材の許容側圧縮力   fS:ボルトの許容剪断応力度   fl:接合材の許容側圧縮応力度   d:ボルト軸の直径   t:接合される両材片の板厚(または板厚の和)の小さいほうの値図ー4    一面剪断        二面剪断●引張ボルトの許容力 Rt = πd24・ft…………………………………(27)   Rt:ボルトの許容引張力   ft:ボルトの許容引張応力度2.仕口ボルトの算定●直接剪断力を受けるボルト群(図ー5)図ー5          図ー6 R1 = Qn ≦ RsあるいはRt……………………(28)   n:ボルト本数     (引張力の場合 R = Nn ≦ Rt)●曲げモーメントを受ける剪断ボルト群(図ー6) R2= MS ≦ RsあるいはRt              …………………(29) S= Ipr·A    A:最外端ボルトの断面積   r:最外端ボルトの回転中心からの距離   Ip:ボルト群の断面極二次モーメント      (Σrt2At)●曲げモーメントを受ける引張ボルト群(図ー7) R3= MS ≦Rt, S= 8h230p……………………(30)   h:材の成   p:ボルトのピッチ●直接剪断力と曲げモーメントを受ける剪断ボルト群 R=R12+R22 ≦ Rs or Rl………………………(31)●直接剪断力と曲げモーメントを受ける引張ボルト群 R=3R12+R32 ≦ Rt……………………………(32)目  次ミレニューム枠組足場鋼管・クランプシート・ネット仮囲い・ゲート鉄骨足場ローリングタワー・作業台・脚立支保工・支保梁そ の 他クサビ足場参考資料関係法規索  引246

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