仮設マニュアル VOL14
177/301

支保工 (パイプサポートを使用した場合の計算例) α=0.70 ∴ Pk=0.70×(3.14)2×2.1×106×17.9(340)2=2,244㎏ これは、両端ナイフエッジのパイプサポートにおける座屈試験結果とほぼ同じである。 両端端太角の場合は、実験では約2,500㎏程度の耐力である。したがって、一般にいわれているパイプサポートの耐力をl=3.4mで1,500㎏、l=2.3mで2,000㎏とする。パイプサポート支持力 パイプサポートは長さを短くするにつれて耐力がふえるが、l=2.3mとすると両端ナイフエッジの計算強度はl=3.4mの約1.5倍になる。したがって、鉛直荷重だけを考えるときは、サポートの長さが短くなるにつれて間隔を広げることができる。しかし、これは偏心モーメントや水平力を考慮していないから、コンクリート打設のようにある程度の水平力が加わる場合には、中間に振れ止めを設けるとか、場合によっては筋違いを入れるようにする。 また、サポートの長さが3.5m以上に達した場合など、補助サポートを使うときには筋違を入れるように計画すべきである。筋違を入れない場合は、振れ止めを2段にする方法もある。 振れ止めを中間に設けた場合、これが完全に固定されて座屈長がになったとすれば、座屈長はlの2乗に反比例するから4倍となる。しかし、振れ止めは移動するから、2倍程度とみるのが妥当であろう。 注意すべき点は、左図のようにサポートの軸線が荷重方向よりずれて偏心している場合である。実験によるとl=3.4mで5㎝程度偏心すると耐力は30%程度低下するから、サポートはできるかぎり荷重方向に軸線を合せることが大切である。検討の実際 演習-1、2において支保工の高さを2.8mとする。市販サポートの場合、l=2.8mにおける耐力は、1,800㎏となる。 演習-1において大引間隔100㎝、サポート間隔150㎝、㎡当りの荷重は582㎏であるから、サポート1本に加わる荷重 P=1.0m×1.5m×582㎏/㎡=873㎏ したがって、パイプサポートで十分ということになる。 演習-2において大引間隔135㎝、大引支点(サポート位置)120㎝、サポート荷重 P=1.35×1.2×582=943㎏これも、パイプサポートで十分ということになる。目  次ミレニューム枠組足場鋼管・クランプシート・ネット仮囲い・ゲート鉄骨足場ローリングタワー・作業台・脚立支保工・支保梁そ の 他クサビ足場参考資料関係法規索  引175

元のページ  ../index.html#177

このブックを見る